Jurgen Lehl

ヨーガンレールさんはドイツ生まれのデザイナー。亡くなったのは2014年9月。その年暮れだったか翌年だったか、東京都現代美術館の企画展覧会に彼が生前に作ったオブジェが展示されていた。沖縄にある彼のアトリエの周辺で撮影された映像が美しかった。

彼は著書「ヨーガンレールとババアグリーリを探しにいく」の中で次のようなことを述べています。(p119)

「~手の速度こそが、私の理想とするう速度~ さて、私はこれまで長年にわたって手の仕事に注目してきましたが、・・・、なぜ、またより一層、手の仕事にこだわるか、不思議に思われる方もいるかもしれません。」(p117)

「・・・誰の手がどれくらい器用かによって、手仕事の速度は決まります。・・・。この速度での環境破壊は、自然の自己回復力の中におさまっているのではないかと私は考えます。」(p119)

また別のところで、本人は特別に環境意識が高いわけではなく、「自分のつくるものが”大事”か”大事じゃない”かということを、私は気にしています」と述べています。(西村佳哲著「自分の仕事をつくる」p175)

ヨーガンレールのお店の商品で私が買ったものは2つだけ。テーブルクロスと湯のみです。

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